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異常構音の指導方法−1−

異常構音の構音指導

<口蓋化構音の構音指導>

   ・舌の脱力が出来るようにします。絵文字:矢印 右舌の脱力のための指導

   ・サ・ザ行音は、脱力した舌を動かさず、上歯と舌の間から呼気を出して歯間音のθを作ることから始めます。

   ・タ・ダ行音は、脱力した舌を軽く下口唇に乗せるようにして出し、軽く前歯で挟んで閉鎖を作り、舌はそのままの状態で下顎を下げるようにして口を開けながら少し長めに呼気を出して破裂を作ります。

   ・ナ行音は、脱力した舌を下口唇まで出し、軽く前歯で挟み、「ンーっていって」などと促します。舌をそのままの位置に保って口を開けながら「んー」に続けて「あ」を出させます。これをゆっくりでなく少し速く行うことによって「ナ」が得られます。

   ・ラ行音は、舌尖を上歯茎に軽く接触させ、そのままの状態で軽く声を出させると、「ウ」のような音が出ます。それに続けて「アー」を出させると、舌が離れて「ラ」に近い音が出ます。これをゆっくりでなく次第に速めていくことで「ラ」が得られます。