ネットで学ぶ発音教室
 

 
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サ行音の指導方法−1−

<はじめに>
構音の仕方の誤りや産生されている誤音を正しい方法による明瞭な構音に改善していくために、
正しい構音の仕方を指導するための方法を紹介します。
まず、本来産生するべき正しい音と自分が産生している誤った音との違いが理解でき、
正しい音や誤り音を、自分や指導者の発話の中から聞き取ったり、
正しい音に対する聞かせ与えられた音の正誤や、組み合わされた2つの音の異同を聞き分けたり
することができるようになるための指導(耳の訓練)をします。

 
<構音点法 構音点の位置づけ法�>ビデオはちょっと長めです!

口腔内の呼気を、歯と舌先との間にできた、わずかなすきまを通り摩擦させて、
前下方へ出すための構えを作ります。
舌を口の外に自然に出し脱力した安定した状態を保ちます。
ストローを舌の真ん中にそっと置きます。
舌は出したまま、ストローを舌と一緒にそっと上下の唇ではさみます。

このとき、ストローに歯を立てたり、唇に力を込めたりすることがないよう気を付けます。

呼気をそっと出します。ストローの中に呼気が流れるシューという音が聞こえてきます。
ストローの先を指先で塞いだり開けたりすると、途切れる音により呼気が流れていることを
確かめることができます。

このとき、ストローに呼気を吹き込むことのないよう気を付けます。

次第にストローを抜き去っていきます。
舌は出したままで、口の構えも保ったまま、そっと呼気を出し続けます。
舌先から完全にストローを抜き去っても、舌先にストローを近づけるとシューという音がなるので、
呼気の流れを確かめることができます。
 
 
この呼気に後続母音の「う」をつけて「す」を導きます。
 
舌は単音、その繰り返し、他の音と組み合わせて2音節や3音節の語頭、語尾、語中での練習を経て、
単語中での練習に入っても、後続母音を言い終わるまで出したまま構音します。
単語中で誤りなく安定して構音できるようになったら、次第に口腔内に収めていきます。