ラ行音に見られる誤り
ラ行音の誤りとして見られるものは・・・・
・子音rの省略による母音化
・ダ行音への置き換え
・「リ」に見られることが多い側音化構音などです。
<ラ行音に見られる誤りの例>
<補足>
ダ行音への置換では、rがdに置き換えられ、 「ラ・リ・ル・レ・ロ」が 「ダ・ディ・ドゥ・デ・ド」となる場合が一般的です。
「リ」や「ル」が、50音表のだ行にあるような「ヂ」や「ヅ」に置き換わることは
ほとんどありません。
子音の省略、置換では、産生された誤り音は、日本語や日本語話者が話す外来語の語音の中に存在する音であり、構音の仕方そのものに誤りはありません。
構音発達の途上にも見られます。
側音化構音は構音の仕方そのものに誤りの有る異常構音です。通常日本語の語音の中には見られない音であるため、平仮名や片仮名では書き表す
ことが出来ず、聴き取り難い耳障りな音に聞こえます。
異常構音