意味のある言葉の中で用いられている音や、その配列に対する気づき(音韻意識)を高めます。
このほかにも・・・
・しりとり
・言葉集め言葉探し(最初や最後や真中に特定の音がつく言葉や、特定の数の音を探したり集めたりする)
・音の数だけ駒や自分の位置を進める遊び(じゃんけんをして勝った時、グーで勝ったら「グリコ」で3音だから3歩進むなど、出したものと同じ音を語頭にもつ言葉の音の数だけ進むなど)
※音韻意識について
幼い子ども、特にまだ文字に対する興味・関心がない時期の子どもは、
ことばを音のまとまりとしてとらえ、そのまとまりに意味をくっつけています。
例えば、「りんご」を‘リンゴ’と正しく発音することができるためには、
‘リンゴ’が、‘リ’ と‘ン’と‘ゴ’という三つの音からなり、
その順番についても、‘リゴン’でも‘ゴリン’でもなく、‘リンゴ’であることが認識できなければなりません。
このことを「音韻意識」と呼びます。
偶然、1つの音では正しく発音出来ることがあっても、
お話し言葉の中では発音出来るはずの音を誤ったり発音が曖昧になったりすることや、
音の順番が誤ったり、音が抜け落ちたり、余計な音がつけ加わったりすることの理由には、
音を作る器官を必要な量だけタイミングよく滑らかに動かすことができないということのほかに、
この音韻意識の未発達があります。
この発達もまた、知的な発達に支えられていますし、聴覚に障害があると獲得が困難になります。