ことばの教室を離れての発音の練習は、気をつけて発音すれば、ターゲットの音が確実に発音できるようになってから、気をつければ正しく発音できる課題の中でするようにしましょう。
お家での練習では、正しい音の獲得ではなく、ことばの教室で正しい発音の仕方を獲得した音を、明瞭度や頻度の点でより確かなものにすることを目指します。「習うより慣れろ」を旨としましょう。
発音した音の正しさを1音1音その都度チェックして。
お子さんにそのことが出来るための聴取弁別の力がついていない場合はもちろんのこと、いる場合であっても、おうちの方がモニターをして、音の正誤を1音1音その都度フィードバックしてあげること。
もし、発音に誤りが生じ、気をつけて発音しても、それを修正することが難しくて、誤りから脱せられないという状況になったら、そのまま同じ課題の練習を続けることは避けて、一度練習を中止しましょう。
お家での練習は、ことばの教室で学習したことの復習までにとどめ、先取りをしないこと。
練習の先取りは好ましくありませんが、ことばの教室での練習に役立つものの準備はおすすめ出来ることです。
よくある先取りの例:
ことばの教室で単音の「か」の音が単音で上手に発音出来るようになったので、
お家で、まだことばの教室では取り組んだことのない「からす」「かさ」などと
「か」のつくことば言葉の発音を練習するなど
どうして次のステップに訓練を進める「先取り」はいけないの?
お家でやることはどのようなことであっても、ことばの教室の先生と相談をして決めましょう。
もし、上手くいかないと感じたら、同じ練習をし続けないことも確認しておきましょう。