「傾聴」とは、相談者の語りに耳を傾けることを言います。話をきく中で、担当者の心の中にはさまざまな疑問や批判等が浮かんできますが、そうした考えは後回しにして、まず相談者の語りをじっくりときくことに集中することが優先します。
2.「共感」:相談者が感じているように”共に感じる”態度
そして、担当者は可能な限り保護者の語りを「共感的(=あたかもその人が感じているよう)」にきき、相談者のさまざまな心情を共に体験してみることが重要です。 3.「受容」:これまでのがんばりを”肯定的に認める”態度
こうした親身な態度を通して、相談者は「受容されている」感覚=自分が「認められた」という感覚を生じます。この3つのステップを通して、相談者は自分自身を受容する(=自分の弱さや不安だけでなく今までの努力の成果を認めることで、自己解決能力の発揮につなげる)ことができ、目標に向かって進むことができるのです。
*これらの3つの態度を「カウンセリングマインド」と言います。
*初回相談では、アセスメントに必要な情報を得ることも大切なことなので、必ずしもカウンセリングマインドで対応することは難しいかもしれませんが、この姿勢は大原則となります