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知能検査の目的と適用
知能検査の目的は、障害の有無を判定したり診断することにあるのではなく、子どもの発達の状態や困難な状況に関する客観的な情報を得て、最も適切な指導の方向性を考えることにその意味があります。
子どもの実態に合わせた適切な知能検査を実施することで、同世代集団内での相対的な子どもの位置(個人間差)や、一人の子どもの能力の発達の様相やバランス具合(個人内差)を知ることができます。
子どもの知能発達の実態を把握することで、子どものつまずきの原因を把握したり、つまずきが起こらないような具体的な指導の方向性、あるいは工夫を得たりすることが可能となります。また、子どもによっては検査結果を共有することで、自分の学習上・生活上のつまずきを予想したり改善したりすることができ、情緒的な安定や行動上の困難も改善される可能性もあります。あるいはまた、保護者や学級担任等の関係者にとっても、子どもの状態像を客観的に把握できることで、情緒的に安定したかかわりや新しい角度からの工夫をもったかかわりなどが可能となる場合もあります。
ただし、その適用には十分な配慮も必要です。特にある程度の能力が備わった子どもであれば、その検査を通して自分がどのようなことを求められているのか理解できるので、子どものプライドをひどく傷付ける可能性があることなども予想されます。また、保護者にとっても、子どもの知能発達を客観的にとらえることが、障害の認知を強要されるような脅迫的な行為であると感じられる場合も少なくありません。実施に際しては、保護者及び子ども本人と検査をする目的や結果の取扱いに関して、十分に話合いをもっておくことが大変重要です。
知能検査の多くは、言語による指示と回答を求める場合が多いので、言語発達の著しい遅れが認められる場合には、実施方法の配慮や工夫なども必要となります。また、各知能検査は、それぞれの対象や目的が異なっていますので、子どもの知能のどういった側面を把握する必要があるのか、各検査の特徴を理解した上で実施する必要があるでしょう。
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