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肢体不自由
各障害に関する知識(肢体不自由)
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特別支援学校(肢体不自由)高等部段階における指導の工夫
1.指導内容の精選、発展的な指導
小学部・中学部と同様に、高等部においても、生徒の身体の動きの状態や生活経験の程度等を考慮して、基礎的・基本的な事項に重点を置くなど指導内容を適切に精選するとともに、発展的、系統的な指導ができるようにすることが大切です。
その際、学習に偏りやむらが生じ、発展的、系統的な学習が妨げられることのない内容にする工夫も必要です。一方、高等部は多くの生徒にとって学校教育の最終段階であることから、卒業後の自立に必要な知識・技能等を身に付けさせるための指導内容を必要に応じて重点的に取り上げるよう工夫することも求められます。
2.身体の動きの状態やコミュニケーション等に関する指導
各教科、特に保健体育、芸術、家庭などの実践的・体験的な活動が中心となる教科の内容には、自立活動の「身体の動き」や「コミュニケーション」等に関するものが数多く含まれています。したがって、小学部・中学部と同様に、身体の動きやコミュニケーション等が困難な生徒に対して、各教科における実践的・体験的な活動を展開する際には、その状態を改善・克服するように指導や援助を行うことが必要です。また、指導に当たっては、特に自立活動における指導との密接な関連を保つようにし、学習効果を一層高めるようにすることが大切です。同様に、個々の生徒についての配慮点等を指導計画の中で明確にしておくとともに、教師は具体的な方法についても身に付けておくことが必要です。
なお、このような実践的・体験的な活動の際には、児童生徒の身体の動きやミュニケーション等の困難の改善に重点が置かれ過ぎて、各教科の目標を逸脱してしまうことのないよう留意しなければなりません。
3.補助用具や補助的手段の工夫、情報機器の活用
小学部・中学部と同様に、生徒の身体の動きや意思の表出の状態等に応じて、適切な補助用具や補助的手段を工夫するとともに、コンピュータ等の情報機器などを有効に活用し、指導の効果を高めるようにすることが大切です。
なお、肢体不自由の状態それ自体の改善か、補助用具や補助的手段の活用かという問題が常に提起されますが、これは単に二者択一の問題ではなく、生徒の発達段階、身体の動きや意思の表出等の状態やその改善の見通し、学校卒業までの期間等を考慮して、どちらに重点に置いたらよいか、専門の医師及びその他の専門家の指導・助言をも得て総合的に判断されるべきものです。
高等部段階においては、生徒が卒業後の自立を間近に控えていることから、補助用具や補助的手段の活用の指導に十分配慮する必要があります。
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