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肢体不自由
各障害に関する知識(肢体不自由)
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特別支援学校(肢体不自由)における自立活動の指導評価
自立活動の評価は、診断的評価(実態把握)に始まり、形成的評価を行い、最終的に総括的評価を行って、次の指導に引き継がれます。その他に、指導における教師のかかわり方の評価や授業そのものの評価もありますが、ここでは、指導における子どもの学習の評価を取り上げます。
診断的評価は、現在の障害の状態や発達の状況を正確に把握して、指導目標を設定するための評価です。指導を始めるに当たって、今何ができて、何ができないかを明らかとするものであり、指導計画を立てる基礎となります。例えば、肢体不自由のある子どもが文字を書くことを評価する場合には、鉛筆をどのようにもつか、横や斜めの線は引けるか、ひらがなのパターンは理解しているかなどを評価していきます。このような評価を通して、文字を書くことに取り組む際に、少しの援助があれば可能なことは何かを明らかにして、指導目標を設定していくことになります。この場合には、「できない」だけの情報では課題設定は困難であり、「ここまではできるが、ここになると難しい。これぐらい援助すると一人では難しいこともできる」という情報が大切になります。
形成的な評価は、指導の中で子どもの学習過程を評価するものです。「それでいいよ」という学習状況について、子どもへのフィードバックも含まれます。日々の授業の中で行っていることを、記録して教師間で共有することが大切になります。授業中の子どもの姿勢や動き、行動記述や子どもの作品等が手掛かりとなります。個別の目標や授業でのねらいが不確かだと、この形成的評価が難しくなります。この形成的な評価のまとめが総括的評価につながります。
総括的評価とは、その指導を学期や学年ごとに総括的に評価するものです。当初の目標がどの程度達成できたかを判断するものです。計画を立てる段階から、評価のための規準と判断基準を明確にしておくことが重要になります。姿勢や動きを評価する際には、ビデオ記録や写真記録が手掛かりになります。また、書字や描画などの作品など、さらには標準化された検査を活用するなど、より客観的な方法をとることが求められます。
自立活動においては、個別の指導計画を基にその総括的な評価が行われます。その意味で、指導前の状態と比較して、どの程度進歩したかの評価となります。
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