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言語障害
各障害に関する知識(言語障害)
>> コンテンツ詳細
言語障害の特性
1.コミュニケーションの障害であること
言語障害は、言葉に問題がある子どもに対し、治療したり、訓練したり、教育したりすることで解決するものではありません。話し手である子どもには必ず聞き手である周囲の人(親や友達等)がいます。この両者のかかわりの中で言葉はその機能を果たしていきます。話し手だけでなく聞き手側に課題があればコミュニケーションは成立しません。それ故、言語障害は、コミュニケーションの障害としての側面を強くもっています。
言語障害のもたらす様々な障害状況は、話し手の言葉や気持ちが、相手に伝わらない、伝わりにくいことだけでなく、聞き手の側からみれば、話し手の言葉や気持ちが分からない、分かりにくいというように、相互の関係の問題となって現れてきます。そのため、障害状況を改善するには、子ども自身がもつ様々な言葉の障害の改善だけでなく、周囲の人達が子どもの言葉をどう聞き取っていくか、子どもの気持ちをどう汲み取っていくかというかかわる側の問題としても対応していく必要があります。
2.見逃されやすい障害であること
言語障害は、話さなければ分かりにくい障害です。日常生活での影響が少ないと考えられ、見逃されやすかったり、軽んじられたりしがちです。学級の中でも、ただおとなしい子どもと思われたり、困っている状況が理解されなかったりすることがあり、発見が遅れることも多いと考えられます。話したいことが相手に伝わらなかったり、周囲に違和感を与え、そのことを指摘されたりすることなどが繰り返されることで、本人の話す意欲が損なわれたり、また、自己不全感となって、健全な成長・発達に不都合が生じたりすることが少なくありません。言語障害児の教育は言語機能の障害の改善・克服だけでなく、本人の内面性に対する洞察が重要な指導の要点となります。
3.医療との関連が大きな障害であること
言語機能の障害の現れ方は、構音器官などの器質的な状態と学習との結果による場合が多いと考えられます。そのため、言語障害の評価や指導プログラムの作成に当たっては、構音器官等の器質的な面との関連でとらえていく必要があります。例えば、口蓋裂等による言語障害の状態の判断については、その発語器官の形態や機能等医療との連携の中で取り組まれる必要があります。また、言語中枢の機能により生じる場合等においても医療との関係を視野に入れる必要があります。
4.発達的な観点を重視して指導する障害であること
発音の未熟さや言葉が稚拙であるなどの場合は、成長に伴って改善されることが少なくありません。そのため、発音の誤りや言葉の遅れ等による状況の評価や指導は、対象となる子どもの発達の状況を見極めて行うことが重要です。
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