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特別支援学校における特別支援教育
特別支援学校における特別支援教育
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特別支援学校(視覚障害)の概要
特別支援学校の制度については、平成19年4月から施行されています。ここでは、現在の特別支援学校(視覚障害)で行われている教育の概要について解説します。
1.視覚障害のある幼児児童生徒への対応
視覚障害のある幼児児童生徒への教育は、点字を用いるとともに、聴覚や触覚の活用を中心にすえた盲教育と、通常の文字を用いるとともに、視覚の活用を中心にすえた弱視教育とに大別されます。このうち、視覚障害者を教育する特別支援学校(以降、「盲学校」とする。)においては、盲教育と弱視の児童生徒を対象とした弱視教育が行われています。
盲学校には、幼稚部、小学部、中学部、高等部を設置することができるようになっており、そこでは一貫した教育が行われています。特に、高等部(専攻科を含む。)には、普通科のほかに、専門教育を主とする学科として、保健理療科、理療科、理学療法科、音楽科などが設置されており、特色ある職業教育が行われています。また、ほとんどの盲学校には、通学が困難な児童生徒のために寄宿舎が設けられています。
教育課程は、各教科、道徳(小・中学部)、特別活動、自立活動及び総合的な学習の時間によって編成されています。このうち、各教科、道徳、特別活動及び総合的な学習の時間は、小学校、中学校又は高等学校に準じています。また、盲学校における自立活動の具体的な指導内容としては、障害の程度に応じて、例えば、触覚や聴覚などを効果的に活用できるようにする指導や情報機器の活用技能を高めるための指導などがあります。
盲児は、点字の教科書を使用し、主として触覚や聴覚を活用した学習を行っています。点字の教科書は、一般の検定教科書をもとに、盲児の学習に適した内容に一部修正の上、点訳したものです。盲児の指導においては、各教科を通じて点字の読み書き技能に習熟させるとともに、実物や模型などを数多く活用して正しい知識や概念の形成を図るように努めています。
一方、弱視の児童生徒は、検定教科書を元に作成された拡大教科書を使用して、主として視覚を活用した学習を行っています。弱視の児童生徒に対する指導に当たってまず大切なことは、見やすい条件を整えることです。通常の文字の書物をそのままで読むことが困難な弱視の児童生徒に対しては、文字などを拡大した教材を用意したり、弱視レンズや拡大読書器を使用したりして見やすい文字の大きさで学習できるよう配慮されています。また、遠方の事物なども、弱視用に工夫された各種のレンズ類(単眼鏡)を用いて見ることができるように指導しています。教室は300~700ルクスの照度を保つとともに(全体照明)、電気スタンド等の個人用の照明器具(机上照明)を活用して、個人差に対応した照度を保つよう配慮しています。その際、明るすぎるとかえって見えにくくなる眼疾患もあるので注意する必要があります。
(2012/08/09 M)
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