特別支援学校における特別支援教育

センター的機能の内容

　特別支援学校で幼稚部をもつ学校においては、医療関係機関等との連携を図り、早期からの教育相談が充実しつつあります。また、就学前の教育相談や小・中学校等の児童生徒の教育相談や支援など、多くの学校が取組を進めています。

　今後は、通常の学級に在籍するＬＤ・ＡＤＨＤ・高機能自閉症等の児童生徒等への対応も含め、地域の中核として機能していく必要があります。

　答申では、特別支援学校に期待されるセンター的機能として、次のような例示を挙げています。

１．小中学校等の教員への支援機能

　個々の児童生徒の指導に関する助言・相談、個別の教育支援計画の策定に当たっての支援など

２．特別支援教育に関する相談・情報提供機能

　地域の小・中学校等に在籍する児童生徒等や保護者への教育相談、幼稚園等における障害のある幼児への教育相談など

３．障害のある幼児児童生徒への指導・支援機能

　小・中学校の児童生徒を対象とする通級による指導やいわゆる巡回による指導、就学前の乳児や幼児に対する指導・支援など

４．福祉、医療、労働などの関係機関等との連絡・調整機能

　個別の教育支援計画の策定の際の医療、福祉、労働などの関係機関等との連絡・調整など

５．小・中学校等の教員に対する研修協力機能

６．障害のある幼児児童生徒への施設設備等の提供機能

　特別支援学校では、これらの例示等を参考としながら、各学校の実情に応じたセンター的機能を果たしていくことが求められています。

記入者:webmaster

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