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肢体不自由
各障害に関する知識(肢体不自由)
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肢体不自由教育における自立活動の指導に生かす評価の工夫
評価には、診断的評価(指導前)、形成的評価(指導中)、総括的評価(指導後)があります。評価は適切な指導と必要な支援を展開する上で大変重要な活動です。すべての教育活動において、個々の幼児児童生徒等の実態把握が出発点となります。自立活動の指導に当たっては、この的確な実態把握に基づいて個別の指導計画が作成される必要があります。
研究所の調査によると、自立活動における児童生徒の実態把握の方法で最も多かったのは、「行動観察」が95%で、以下「前担任から情報の収集」が88%、「保護者からの聞き取り」が87%、「諸検査の活用」が71%、、「主治医等から医療情報の収集」が65%、「他機関に検査等を依頼する」が6%でした(複数回答)。特に特別支援学校(肢体不自由)では、「主治医などからの医療情報の収集」が83%で他の障害に比べて多く、医療機関との関連が深いことが分かりました。また、自立活動の実態把握に利用されている検査法は、最も多かったのが「発達検査」で81%、「知能検査」が58%でした。各障害種別では、特別支援学校(視覚障害)が視力検査、特別支援学校(聴覚障害)が聴力検査で、特別支援学校(知的障害、肢体不自由、病弱)では、発達検査と知能検査の活用が多くみられました(複数回答)。
自立活動の指導の評価方法では、「個別の指導目標について、取組の様子をとらえ記述する」が86%で最も多く、「学校独自に、評価の項目等を作成して評価する」が4%でした。また、約10%の学校が、「評価のあり方を検討中である」と回答しました。自立活動の評価に関して、指導者が立てた個別の指導目標に対して、指導者自らが評価を記述しているのが現状です。これらの調査結果からも自立活動に関する評価の工夫は十分とはいえません。個別の指導計画を立てる段階から評価のための視点や判断の基準を検討し、他の教員や保護者等の意見も交えながら適切な評価となるよう工夫することが大切です。「評価と指導」は、切り離すことのできない関係にあり、「指導に生かす評価」「評価に基づく指導」が求められています。
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