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教育相談の実態調査のデータを元に地域、年齢、障害種別、相談内容から検索できます。

 
 
相談の申込みまで

 教育相談の申込みに至る経緯は様々です。子どもの発達についてずっと心配していたが誰にも相談することができず、不安な気持ちで申込む保護者もいれば、学校の先生や病院などの機関から紹介されて申込む保護者もいます。申込みまでの経緯によっては、相談を受けることに対し抵抗を感じている場合もあります。申込みを受ける時には申込者の話し方や語気などに込められた部分にも気を配り、申込みに至るまでの心情に配慮することが必要です。 



相談の申込み 

 教育相談に来る人と相談機関を最初につなぐのが、申込みです。


 多くの申込者は、子どもの状態を心配していたり、これからどのように育てていけばよいか、不安になったりしています。このような状況で申込む人は、見知らぬ人に、紋切り型で色々ときかれることに、不満や負担を感じることもあります。また、子どもの障害を十分に受けとめられていない場合や他人から相談を進められた場合には、仕方なしに申込みをしていることもあります。 


 情報をきき取る際に申込者が話したくなさそうな場合は、必要最低限のことだけをきき、来所した後に相談の中できいていくことがよいと思われます。逆に、あらゆることについて事細かに話をする申込者もいます。このような申込者の態度も情報となります。電話できく内容そのものだけでなく、申込みの連絡を受けた時に得られる全ての情報を丁寧に扱うことが大切です。 


*申込む人の気持ちに配慮し、事務的な対応は避けます。 
*申込みの際に語られる内容だけでなく、誰によってどのような方法で申込みがされたか、どのような気持ちで申し込んできたかという申込み時の状況も大きな情報となります。

子どもの様子を知るためにきき取る情報内容と、そのポイントを挙げます。

*情報をききとる際の時期(受付時か初回面接時か)と内容については次頁の表1を参考に、各機関で話し合っておくとよいでしょう。 
※表1の(1)~(8)の番号は、ききとり情報の内容の番号と対応しています
  申込者の気持ちに配慮し、話しにくそうな場合は、必要最低限のことだけをきき、実際の相談の中できいていく方がよいでしょう。

表1の見方の例

・申込みの電話を受けたのが担当者で、相談者が話しにくそうな場合 →

(1)主訴、(2)基本情報、(3)連絡方法、(4)現在の様子(主訴に絡め簡単に)をきき、(5)~(8)の情報は面接の中(主に初回面接)で適宜きいていく。 


・申込みの電話を受けたのが担当者以外の場合 →

(1)主訴、(2)基本情報、(3)連絡方法をきき、(4)~(8)の子どもの状態等詳しい内容は担当者が面接の中できくようにする。

受付をする人申込者の様子申込み時にきく項目面接(初回)できく項目
担当者話しにくそう(1),(2),(3),(4) (5)~(8)
話せそう(1)~(8)-
担当者以外の人
(例:事務室での対応)
-(1),(2),(3)(4)~(8)
  

【ききとり情報】

(1) 主訴

(2) 相談にかかわる基本情報

(3) 連絡方法

(4) 子どもの現在の様子

(5) 子どもの生育歴に関する情報

(6) ことばの発達

(7) 療育歴

(8) 医療歴

(9) 障害別