不登校の始まりの時期には不定愁訴を特徴とした身体症状が多く訴えられますが、そうした状態が一旦落ち着くと、昼夜逆転などが起こりやすく、生活リズムの崩れるケースが多く見られます。
不登校の期間は子どもによって違いますが、いずれは学校に戻る場合を想定して、生活リズムは大きく崩れないよう、規則正しく過ごすことは大切だと考えられます。また、学校、特に担任との連絡は密にしておき、子どもに登校への意欲が芽生えた時には、速やかに学校へ復帰できるよう準備しておくことも重要です。
不登校が長期に渡ってくると、子ども本人だけでなく保護者も心身ともに消耗してきて、家族のコミュニケーションも悪循環になることが多いですから、学校担任や教育相談機関等の専門家に相談してストレスを減らしておきましょう。
不登校が長期に渡ってくると、子ども本人が焦り、追い詰められ、とても苦しみ悩みます。家族だからこそ分かってもらいたい気持ちと家族だからこそ言えない気持ちとがぶつかり合います。子どもには教育相談機関等の専門家に相談してみるように勧めてみてください。
子ども本人が動けない場合には、保護者だけでも相談に行ってみてください。稀にではありますが、精神的な疾患や脳の病気などで乱暴になる場合もありますので、医療機関に相談して判断を仰ぐことも必要かも知れません。そうした重篤な問題があるかどうかを、まず教育相談機関等の専門家に相談してみることもできます。