ここでは,実際にお寄せいただいたご質問にお答えします。
先生のように,MIMを3年生以降のお子さんにも届けてくださっている先生方が大勢おられ先生と同様のご質問を頂くこともございます。その際には,先生がおっしゃるように今ある最高学年の基準(つまり2年生)に入力して頂く方法しかございません。この場合,3年生以降のお子さんが2年生の基準であっても黄色や赤のマーカーがついた場合は,かなりつまずきとしては重いということがいえるため,早急に丁寧・適切な対応が必要ということになります。あわせて,既にこちらのQ&Aにも掲載されているのですが,MIM-PMをスクリーニング的に他学年で実施した際の基準点を活用することも可能です。
以下にアクセスして頂きますと,MIMの指導のポイントが動画でご覧頂けます。
https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/ten_download/2016/2016059861.htm
先生がご指摘のように「ことばのまとまりに気をつける(語のまとまりとして読む)」というチェック項目は非常に有効であると思います。毎日のように出される音読の宿題ですが,そのチェック項目をみると,「大きな声で読む」「姿勢良く読む」「気持ちを込めて読む」といった内容であり,「どのように読んだら流ちょうに読めるか(スキル面)」といった観点は示されていないこともしばしばです。そこで例えば,逐字読みになってしまう場合に,「ことばのまとまりで読んでごらん」「聞いている人が,読んだことを想像できるように読んでごらん」などと声かけをするのも有効です。ことば(語)のまとまりを意識するというのは当たり前のようですが,なかなか明確には教えられていないように思います。ぜひ,そうした項目を入れられると良いと思います。
こちらのQ&Aに,「学校以外の機関(民間を含む)でもMIMの指導法を導入することについて問題ないでしょうか?」にお答えしたものがありますので,まずはそちらをご覧頂けましたら幸いです。その上で,放課後等デイサービスでのMIMの指導法の活用について,特段手続きのようなものは必要ございません。お子さんたちの力になれるようでしたら貴機関を通して子どもたちにMIMを正しくお伝え頂けましたらこちらとしても幸いです。
学校単位でMIMをされるとのこと,効果を上げるためには,非常に重要なポイントですね。そこで,まず,webサイトに掲載されている情報で「MIM関連資料」の中に,「全12号のももりんMIMだより」があります。4月からMIMに取り組まれている先生方に寄り添いながら発信しているおたよりですので,いろいろな疑問や不安の解消になるかと思います。→MIM関連資料
また以下にアクセスして頂きますと,MIMの指導のポイントが動画でご覧頂けます。こちらもあわせてご活用ください。https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/ten_download/2016/2016059861.htm
独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所