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構音障害の診断

<構音障害と診断するために 2>
 
 音に誤りが認められた場合、それを構音障害とみなすためには、いろいろなことを考慮しなければなりません。
 そのためには、情報の収集が必要です。
 さまざまな調査や検査をすることが求められます。

  以下に、構音障害と診断するために得るべき情報を記します。

    ★ 年齢
    ★ 聴覚音声言語面以外に「主たる障害」とでも言うべき障害がないか
    ★ 知的発達に遅れや偏りがないか→発達検査や知能検査
    ★ 社会性の発達、情緒面の発達や安定、親子関係、家庭環境はどうか
             →S-M社会生活能力検査、診断的新親子関係検査など、目的に沿った検査があります。
    ★ 生育歴
             これまでと現在の言語環境はどうか  主たる養育者やその方の言語はどのようか
    ★ 聞こえや発声発語器官の様子
             ・聴覚障害はないか 聴こえ難かった時期はないか→聴力検査
             ・耳鼻咽喉科疾患やその既往の有無はないか
             ・発声発語器官の形態や機能に異常はないか→調べ方があります。
           ・鼻咽腔閉鎖機能に異常はないか→調べ方があります。
             ・手術歴や補綴的処置はないか
    ★ 身体発育や運動能力、器用さに気になることはないか
  
  そして、
    ★ 誤りがあると思われる音そのものについて検査します。→構音検査
 
        検査は結果だけでなく、それを実施する中で子どもが示す反応が、有益な情報となることが多いのは事実です。
        が、得ようとする情報の全てを指導者自らが検査したり調査したりして集める必要はありません。
        既に他の人が調べたことや実施した検査があれば、それを有効に利用し、
   短い期間の中で同一の検査をすることやそのための負担と時間の浪費を避けます。
     
        検査そのものが指導的効果を発揮することもあります。
        直ぐに確かめなければならないこともあります。
        しかし、大切なのは、対象児やその家族と信頼関係を築きつつ、または築いてから行うこと。
        情報収集は誤りのない効率のよい指導にとって欠くことが出来ないものですが、
   そのことのために対象児やその家族との信頼関係を損ねてしまっては、
   その後の関係や指導によくない影響をもたらしかねません。
         
     もう1つ大切なこと、それは、これまで気付かれてこなかった器質的障害や聴覚障害の存在を見落とさないこと!! です。
   これらの他にも、指導を進めていく上で役に立つ情報は、以下のようなものがあります。
   楽しい会話の中で行われるインタビューによって、手に入れておきたい情報です。
    ★好きなもの・こと 得意なもの・こと
    ★嫌いなもの・こと 苦手なもの・こと

 
  そして、実際に指導を始めるにあたっては、以下のような情報が必要であり有効です。
    ★構音障害の存在や音の誤りに対する自覚の有無とその程度
    ★「何とかなるものなら何とかしたい」という気持ちの有無とその程度
    ★聴覚的弁別力
    ★仮名文字の理解の有無やその程度
    ★言語学習能力 学力 優位な認知処理パターン