このサイトの目的
 当サイトは、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所(NISE)平成20~21年度課題別研究B「知的障害教育におけるキャリア教育の在り方に関する研究」における研究活動の一環として開設し、平成22~24年度科学研究費補助金基盤研究(C)「特別支援教育におけるキャリア教育の充実を図るための研修パッケージ開発」(研究代表者:菊地一文)が引き継ぎ、全国各地における特別支援教育分野におけるキャリア教育の取組をはじめ、キャリア教育推進上の課題やその解決方策に関する情報収集・意見交換等を目的に運営してきました。
 そして同研究の一環として開催してきた「キャリア教育推進者研究協議会」の知見と成果を踏まえ、平成25年に「キャリア発達支援研究会(初代会長:尾崎祐三)
を設立し、そのサイトとして現在に至っています。
 各地域・学校においてキャリア教育を推進している方及び今後推進しようとしている方で、趣旨に賛同し積極的な情報・意見交換を希望される方は、担当までメールにてお問い合わせください。メンバー登録することによって、専用のサイトページで情報・意見交換ができます。
 
サイト管理者からのお知らせ   ※更新情報は赤字で示しています
★第9回年次大会 広島大会の資料・ポスター発表データをジアース教育新社のHPにアップしました。(2021.11.28)
★日本特殊教育学会第59回大会でのやり取りありがとうございました。(2021.10.1)

★2学期が始まりました、各地の話題の書き込みをお願いします。(2021.9.6)
★機関誌「キャリア発達支援研究」第7巻(ジアース教育新社)が発刊されました。(2020 .12.21)

★第8回年次大会 東京大会は、12月12日、13日WEB開催にて終了しました。振り返りの書き込みをお願いします。(2020.12.20)



 

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問い合わせ先

このサイトは特別支援教育におけるキャリア教育に関心のある方を対象としています。
サイトに登録し情報・意見交換をご希望の方は、下記のアドレスまでお問い合わせください。
□担当 神山 努(国立特別支援教育総合研究所)
kamiyama@nise.go.jp

 
新着情報
 
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NISEキャリア教育研究の概要

 平成18~19年度課題研究「知的障害者の確かな就労を実現するための指導内容・方法に関する研究」において、我が国におけるキャリア教育概念を踏まえた知的障害者のキャリア教育の方向性について検討し「キャリア発達段階・内容表(試案)」の作成を行いました。この研究の残された課題として,試案のとらえ方及びこれに基づく重視すべき教育内容や観点について障害の多様化を踏まえた実践的な検証が挙げられました。継続研究である平成20~21年度専門研究B「知的障害教育におけるキャリア教育の在り方に関する研究」では,小・中・高等部を設置する特別支援学校及び特別支援学級(知的障害)を中心に,「ライフキャリア」の視点からキャリア教育の在り方を整理するとともに,研究協力校における実践の成果にもとづく「キャリア発達段階・内容表(試案)」の検証を行い,障害の多様化に対応する実践的なモデルを検討しました。

 平成20年度は,キャリア教育の実践モデル構築について検討し,その内容として①「観点位置付けシート」を用いた授業改善及び教育課程の見直し,②個別の教育支援計画における「本人の願い」の位置付け,③キャリア教育全体計画の作成等の構想について提案しました。また,研究協力機関においてキャリア教育の4領域の内容が各学部や各指導形態においてどのように位置付けられているか,各校の個別の教育支援計画の項目構成や「本人の願い」がどのような形で位置付けられているか等について一部分析を行いました。
 平成21年度は,研究協力機関6校において,実践モデルとして①「キャリア教育全体計画」の作成,②「単元における観点位置付けシート」の活用による,教育課程の分析及び改善(教育課程の横断的側面及び縦断的側面の把握と分析等),③「本人の願いを支えるシート」の活用による,児童生徒本人の願い及び支援内容の把握と個別の教育支援計画への位置付け ,④「授業における観点位置付け・授業改善シート」「単元においてねらうキャリアの観点シート」の活用による,キャリアの観点をふまえた授業づくり及び授業改善に取り組みました。そして,これらのツールを使用することやキャリア教育に取り組むことによる成果及び課題について事後評価アンケートを実施しました。なお③については,PATHの手法を参考に「本人の願いを支えるシート」作成のためのワークショップ手順を提案しました。
 また,NISEキャリア教育研究に関するWebサイト(前サイト)を開設し,研究協力機関及びWeb登録メンバー等から,知的障害のある児童生徒の「キャリア発達段階・内容表(試案)」及び観点解説等に関する意見を集約し,海外文献等の知見や新学習指導要領解説の内容等をふまえながら,改訂作業を行いました。
知的障害のある児童生徒の「キャリア発達段階・内容表(試案)」の改訂版である,知的障害のある児童生徒の「キャリアプランニング・マトリックス(試案)」及び観点解説では,キャリアの各観点に関する解説を従来のものよりも小・中学部段階における解説を詳しくし,指導事例(案)も加えました。

 これらの知見と各研究協力機関の特色を活かしたキャリア教育の取組を整理し,「特別支援教育充実のためのキャリア教育ガイドブック」をジアース教育新社から刊行しました。研究成果報告書はNISEのWebサイトにて公開しております。

 そして,これらの知見を引き継き,発展させる形で,日本学術振興会科学研究費補助金の採択を受け,平成22〜24年度基盤研究(C)「特別支援教育におけるキャリア教育の充実を図るための研修パッケージ開発」として研究を行いました。
 また、平成24年6月に、これまでの各地での実践事例をまとめた、特別支援教育充実のためのキャリア教育ケースブック」を刊行しました。

 

キャリア教育とは

 平成23年1月に中教審は「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(答申)では「キャリア」について次のように説明している。
 人が、生涯の中で様々な役割を果たす過程で,自らの役割の価値や自分との関係を見いだしていく連なりや積み重ねが「キャリア」の意味するところである。

 このキャリアは、ある年齢に達すると自然に獲得されるものではなく、子ども・若者の発達段階や発達の課題の達成と深くかかわりながら段階を追って発達していくものである。また、その発達を促すには、外部からの組織的・体系的な働きかけが不可欠であり、学校教育では、社会人・職業人として自立していくために必要な基盤となる能力や態度を育成することを通じて、一人一人の発達を促していくことが必要である。


 また,「キャリア教育」については,次のように定義している。

 特定の活動や指導方法に限定されるものではなく、様々な教育活動を通して実践される。キャリア教育は、一人一人の発達や社会人・職業人としての自立を促す視点から、変化する社会と学校教育との関係性を特に意識しつつ、学校教育を構成していくための理念と方向を示すものである。

 一人一人の社会的・職業的自立に向けて,必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して,キャリア発達を促す教育が「キャリア教育」である。
 
 
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